こんにちは、8DRONE8です。
今回は加古川市のPR動画の空撮を担当させていただきました。
そして、まさかのまさか。自分が国宝をドローンで撮影するとは思ってもいませんでした。
ご相談をいただいてから撮影許可〜撮影まで大変貴重な経験を積むことができました。
目次
国宝 鶴林寺とは
兵庫県にお住まいの方でしたら知っている方も多いと思うこの鶴林寺。
まず説明にあたりウィキペディアから引用させていただきます。
概要
近畿地方に数多くある聖徳太子開基伝承をもつ寺院の1つで、太子建立七大寺の一つともいうが、創建の詳しい事情は不明である。平安時代建築の太子堂(国宝)をはじめ、多くの文化財を有し、「西の法隆寺」とも称されている播磨地方有数の古寺である。
境内および塔頭の周囲三方が鶴林寺公園として整備されC11形蒸気機関車なども展示され休日には親子連れの遊び場になっている。
歴史
伝承では創建は崇峻天皇2年(589年)にさかのぼり、聖徳太子が当時播磨の地にいた高麗僧・恵便(えべん)のために建立した。養老2年(718年)身人部春則(むとべのはるのり/みとべのはるのり)なる人物が七堂伽藍を整備したというが、伝承の域を出ない。
ただし、推古天皇14年(606年)、聖徳太子が法華経を講義し、その功で天皇から播磨国の水田百町を得たことは史実とされ、聖徳太子と播磨には何らかの関連があったとみられている。創建時は四天王寺聖霊院という寺号であったものを、天永3年(1112年)に鳥羽天皇によって勅願所に定められたのを期に「鶴林寺」と改めたという。
鶴林寺には飛鳥時代後期(白鳳期)の銅造聖観音像があり、本堂本尊の薬師三尊像は平安時代前期・10世紀にさかのぼる古像である。
戦国時代には近隣の書写山が戦火に巻き込まれたが、播磨姫路領主だった黒田職隆、黒田孝高親子の説得で信長派となり戦に巻き込まれず、当時の建築物が多数現存している。のちに福岡藩の大封を得た黒田家は鶴林寺にて大規模な法要を行い、礼として金銀を寄進した。寺には職隆、孝高と交わした書状が多数残っている。
現在も主要な堂塔だけで16棟の大伽藍を有するが、鎌倉・室町期には寺坊だけで30以上を有する規模であった。
引用元
とても歴史のあるお寺ということが上記からも分かりますよね。
ちなみに国宝に認定されているのは本堂、太子堂。
重要文化財に常行堂、鐘楼、行者堂、護摩堂が認定されています。
他にも有名なのがフジテレビ系列「トリビアの泉」にて紹介された
「ウインクしている仏像がいらっしゃる」
いたるところに貴重で歴史のある建物と仏像がある鶴林寺。
私たちとしてもドローンで空撮を担当させていただき非常に光栄でした。
ドローンの飛行許可・承認申請について
今回の飛行許可申請については、撮影期日も迫っていたので申請書の修正対応で撮影期日に間に合わなくなる可能性を無くすために行政書士さんに飛行許可・承認申請の代行をお願いしました。
実は行政書士さんに依頼するのは今回がはじめてで、誰に相談しようかなと少し不安でしたがInstagramで知り合いになった行政書士 ミーレ法務事務所さんへご相談させていただきました。
ミーレ法務事務所さんは行政書士ネットワークさんと連携していてドローンの飛行許可申請について精通しています。ちなみに行政書士ネットワークさんはJUIDAさん、ブルーイノベーションさん(sorapass)などと連携している有名なネットワークです。
なので、今回のような相談はお手の物。相談してすぐに質問事項のファイルがいただけて記載しただけでドンドン申請作業が進んでいきました。それと対応がめちゃくちゃ早いです。
また申請期間中も途中経過の報告など、メールやInstagramで丁寧に連絡をいただけ助かりました。
状況が把握できるのでクライアントにも説明がしやすく、こういった対応も本当にありがたいですよね。
もし皆さんの中でもドローンの飛行許可・承認申請を行政書士さんにお願いしたい場合があればミーレ法務事務所さんオススメです。はじめての方でも分かりやすく説明してくれますので。
当日の撮影風景
こちらが本堂です。手前右下の屋根が写ってるのが太子堂ですね。
どちらも最初にご説明したように国宝です。上空を飛ばすだけでも緊張しますね!
ちなみに本堂から見た手前の状況はこのような感じです。
木が多く安全に飛行させるために飛行ルートの確保が非常に難しい場所でした。
本堂の中はとても静かで良い感じの光が差していて落ち着きました。
プライベートでも訪れたいぐらい癒やされます。
こちらは三重塔です。奥に見えるのが本堂と太子堂です。
もしプライベートで訪れるなら、三重塔の鬼門側の鬼瓦を見てみると面白いと思います。この鬼瓦だけお顔が三面になっているとのことです。実際に訪れて確認してみてください。
最後は上空からの撮影。落ち着いた雰囲気がまたいい感じで、京都や奈良とはまた違った表情を楽しめるお寺です。
撮影後は鶴林寺の宝物館を見学させていただきました。
館内は撮影禁止ですので画像はありませんが、有名なあいたた観音など貴重な資料を沢山拝見させていただきました。
改めて貴重な場所で空撮ができ、歴史に触れ非常に良い経験ができました。
どういった動画が出来るのか楽しみです。
またアップされたらSNSなどでも紹介させていただきますね。
加古川市PR動画完成のご報告
2017年3月1日 追記
ついに私たちが空撮を担当した動画が完成しYoutubeにアップされました。
詳しくは以下の空撮実績ページからご覧いただけます。