こんにちは8DRONE8です。
ドローンを使った空撮以外にも最近は地上の動画撮影も楽しんでいます。
はじめた理由は単純で、撮影依頼をもらって現地で映像クリエイターさんと一緒に撮影しますが、求めている空撮のシーンはどういうことなのか。どういう気持ちで撮影しているのか理解するために練習はじめました。
私たちが創意工夫することで良いサービスが提供できる。そう信じています。
地上の撮影をやり始めると様々な一流カメラマン、クリエイターさんが配信してくれている情報があるので
・カメラがどうとか
・レンズがどうとか
・被写体深度がどうとか
・F値はどうとか
・シャッタースピードはどうとか
・手ブレがどうとか
・動画のストーリーがどうとか
あげたらキリがないくらい、学ぶこと、知らなかったことが沢山あることに気づきます。
そんな練習動画や私たちの実績動画を見てくれた方の中でたまにこんな質問をいただくことがあります。
『やっぱり高額な機材がないと撮影はできないですか。』
『ドローンもカメラも高額でお金がかかりますよね。』
そこで私は『ちょっとお待ちください。』と声を大にして言いたい。
『手元にスマートフォンはないんですか』と。
『日本人のシェア68.7%を誇るiPhoneはお持ちですか』と。
実際に大声をあげるタイプではないので淡々と説明しますがww
こう説明する経緯もこの記事を見てからです。
【iPhone5sだけで撮影した映画】が28日から公開。
— 8DRONE8【エイトドローンエイト】 (@8drone8) 2017年1月16日
監督からのメッセージが動画を始めた自分に深く突き刺さる。
予算がないと作れないといった友人は50歳になっても
今だ1本も映画を撮れてない。だから待つな!https://t.co/FOByhg0fxL#動画 #映像
インタビューされているシェーン・ベイカー監督さんからのメッセージは
『待つな!』です。
要約するとしのごの言い訳せず、やりたかったら今ある機材で撮影しろってことだと思います。
なんせベイカー監督は全編iPhone5sのみで映画を撮ってますから。
巨額の予算確保するための時間より、今やりたいことをどうやったら作品に出来るか。
スピードが命の世界で工夫しながら考えて作品を作りそして公開する。
このストーリーを聞くとすごく説得力があります。
カメラがどうとか、機材がどうとかなんて小さい悩みなんだと気づかされました。
そこにやりたい情熱があるか、そこが一番重要なんじゃないかと痛感させられます。
そのことを踏まえ、今日は皆さんも持っているiPhoneで撮影したイケてる動画を探して見ました。
iPhone Cinematic Video Footage | Dubai Marina
この動画はとても有名なので見たことある人もいるかもしれませんが
以下の機材で撮影しているようです。
撮影機材:iPhoneSE
アプリ:Filmic Pro
iPhone 7 Plus 4K Cinematic Video Footage
iPhone7PlusにOsmo Mobileを使って撮影し、カラーグレーディングはAfterEffectsで行なっているようです。
撮影機材:iPhone7 Plus + Osmo mobile
アプリ:Filmakr
iPhone 7 Plus + Filmic Pro (beta) 4k Log
こちらもiPhone7を使ってます。アプリはやっぱりFilmic Pro。
撮影機材:iPhone7
アプリ:Filmic Pro
FiLMiC Pro Log Gamma iPhone SE
こちらはiPhoneSEにまたまたアプリはFilmic Pro。
撮影機材:iPhoneSE
アプリ:Filmic Pro
こう見るとアプリはFilmic Proがいいみたいな気がしますね。
ちなみにOsmo Mobileのページを見るとこのFlimic Proもサポートしていると書いてるので
もしかしたら、OsmoよりOsmo Mobile買った方が良かったのかと。。。
何もかもスマホの時代なのかと。。。脳裏をよぎりますね。
http://www.dji.com/osmo-mobile
いままで紹介した4本の動画はすべてiPhoneで撮影したTest用の練習動画です。
実際に動画を活用している企業があるのか調べてみたらちゃんとありました。
それもイギリスの超高級車で有名なベントレー。
Intelligent Details
ここではiPhoneに取り付けられるレンズMoondog Labs Anamorphic iPhone Lensを使用しています。
撮影機材:iPhoneSE
アプリ:Filmic Pro
レンズ:Moondog Labs Anamorphic iPhone Lens
最後は冒頭でも記載したシェーン・ベイカー監督のタンジェリン。
さきほどのベントレーと同様にレンズはMoondog Labs Anamorphic iPhone Lensを使用しています。
撮影機材:iPhone5S
アプリ:Filmic Pro
レンズ:Moondog Labs Anamorphic iPhone Lens
まとめ
どこまでこだわるかは、もちろん重要ですが数々の動画を見る限り、iPhoneでも撮影することは可能なんだと気づかされます。
ポイントとしてはスマホの初期でついてるカメラではなくFilmic Proなどのアプリを入れて撮影すること。
あと16:9よりも横に広い映画の画角(1.33X)を目指す場合はMoondog Labs Anamorphic iPhone Lensを使う。
こんな感じで撮影されているようです。
フルサイズの一眼カメラなどの価格と比べると雲泥の差で撮影キットが揃うと思います。
もし撮影したくて毎日、悶々としているなら、ぜひiPhoneを片手に街に繰り出して動画を撮影してみてはどうでしょうか。
きっと今まで気にしてなかった世界が見えて楽しい毎日になると思います。
私もインスタグラムでやっている1000本ノック動画撮影の継続モチベーションがグンと上がる情報でした。引き続き頑張りたいと思います。