皆さんこんにちわ。
8DRONE8の羽田です。
今日は、いつもの空撮の話ではなく、先日行なったドローンの授業のお話。
ことの始まりは1つのメールから。
「高校でドローンの授業を実施していただけないでしょうか?」
ご相談いただいた方は前回ブログでもご紹介しました猪名川甲英高等学院の九鬼さんから。
九鬼さんは生まれも育ちも生粋の猪名川っこで「いながわ暮らし」というtwitterも行ってます。
最新の猪名川情報が得られるので、気になる方は是非フォローを。
さてご相談いただいたのは良いのですが、実は私、セミナーを開催したこともなければ、もちろん教壇でしゃべったこともありません。
やりますと言ったものの。。。。さてどうするか。。。。。。
こういう初めての体験は、緊張とワクワクが交差する独特な感覚ですよね。
緊張よりワクワクが勝るようにまずは、
ワクワクした気持ちは何なのか?彼らに伝えたいことは何なのか?
何なのか? 何なのか? まるでお経を唱えるようにブツブツ言いながらアイデア出しの準備です。
その時に活用したのがマインドマップ。昔からWebの仕事や改善策のアイデア出しでよく使っていたツールです。
まずは、頭でイメージしている言葉・アイデアをざーっと書き出しました。
そして、書き出した言葉・アイデアを整理していきます。
整理するポイントとしてはタンスと一緒でちゃんと棚(カテゴリー)を作ること。
そのアイデアをどの棚(カテゴリー)に入れるか。この棚を作る作業が意外と重要です。
今回のケースで言えば棚(カテゴリー)を3つ作りました。
・伝えたいこと
・甲英高等学院について
・当日の流れ
そして整理したのがこちら
■伝えたいこと
1:まずは自分たちを知ってもらう。
なんでもそうですが、まずは自己紹介ですよね。
前に立っている人が誰なのか分からないのに話を進めても頭に入らないですから。
自分たちに興味を持ってもらうような構成で考えていきました。
少し小ボケを挟みながら生徒さんが緊張しないように配慮して。
それともう一つ重要なポイントとして、なぜこの仕事をしているのか。
自分に置き換えると10代の頃は将来の悩みは嫌という程、沢山ありました。
周りの先輩方は仕事は大変で辛いよっていう言葉を沢山嘆いています。
その当時の私は楽しい仕事ってないの?そんな世の中なの?と不思議に思っていました。
実際に社会人になると大変なことが沢山あり、確かに辛いなと。
でもこの気持ちも偶然出会った人の言葉によって勇気付けられガラッと変わると思っています。
今は胸を張って楽しい仕事をしていると自負しているのでその気持ちを伝えたい。
ドローンの情報だけでなく、一人の大人として仕事に対する姿勢や今まで体験していることを伝えたいそう思ったんですね。
自分がこの授業の1時間で影響を与えられるか分かりませんが、ここは大人を代表してチャレンジしている姿勢を言葉で伝えようと。
沢山悩んで出した結論がこちら。
最終の答えがここでした。
好きなことをするから、熱中できる。諦めない。失敗にめげない。
好きなことというワードには、色んな意味が込められています。
生徒さんの声は聞いてないので分かりませんが、ご依頼いただいた担当の九鬼さんには
帰り際にとても響きましたとありがたいお言葉をいただきました(笑
1人でもそう思っていただけたらな、チャレンジしてよかったかなと。
2:ドローンを知ってもらう。
ドローンは日本ではネガティブなイメージがとても先行しています。
そのネガティブ面に目を向けるのではなく、良いところはどこにあるのか。そこを伝えていこうと思いました。
そこで彼らのこと、学校の事に目を向けたのがマインドマップで書き出した棚(カテゴリー)の甲英高等学院の情報ですね。
甲英高等学院は農業に力を入れているんです。3年間、農業を学びながら高卒資格を取得できますし農業教育を行う企業とも連携しています。
これは農業ドローンの箇所を最後に回して、情報を分厚くしようと。
実は前日まで農業の部分を分厚くしてたつもりだったんですが、なんか物足りない。。。。
そこで学校までの道中、昼食のタイミングでマクドナルド173川西店にいき最終打ち合わせ。
結果、映像挟もうと。言葉より簡単に伝えられる映像を探して紹介したのがこちら。
農業をやっているだけに食い入るように3分間、集中して動画を見てくれました。
※DJIさん、素敵な動画ありがとうございます。
3:ドローンの楽しさを感じてもらう。
ドローンの座学をいくら聞いてもやっぱり楽しさは伝えきれないですよね。
実体験しか楽しさは得られないと私は思っています。
ここで悩んだ結果、安全面と安定性からDJI Mavic Proにしました。
もちろんプロペラガードはこの状況だと必須なのでつけました。
あとはちゃんと自分たちでルールを設けて体験してもらうこと。
せっかく伝えるのに安全面が確保できないのは残念なので。
1つ目は上下の運転のみ。
2つ目は初心者モードでの飛行
3つ目は慣れた人だけ少しだけ前後可能。
この1~3までの流れで授業の構成を組みました。
実際にドローン操縦体験をしてみたところ、これが大変反響を呼び、九鬼さんから、1回目の授業の子供たちが楽しくて2回目の授業の子供たちに伝えてたと聞きました。とても興奮してくれたようで、やってよかったです。
やっぱりドローンを操縦している時は大人、子供関係なくとても笑顔になります。
笑顔にする最高のツールと言ってもいいんじゃないかなと。
自分たちがいつも地上で見ている景色とは違い空から見る景色はやっぱりとても綺麗ですからね。
こればかりはドローンならでは。
こんな感じで8DRONE8のこと、仕事のこと、ドローンの情報、実体験という流れで一通り行い無事、1時間の授業を行えました。
最後に
今回の課外授業では、生徒さんだけでなく、私たちも沢山の経験を得ることができました。
前日まで何回も頭の中でイメージトレーニングもしたし、喋る練習も誰も居ない夜の事務所でしたり。
きっと不気味だったと思います。かなりのボリュームで一人でしゃべって、身振り手振りしてるんですからww
練習してても少し緊張するもんだなんと気付いたり。
振り返るとこの1日で1人でもいいから、若い世代の子にドローンの魅力、将来性を感じてほしいという一心でした。
そんな想いが伝わったのか、みんなが笑顔で話しを聞いてくれたのが何より嬉しかったです。
甲英高等学院の先生方、生徒のみなさん。
楽しい機会、本当にありがとうございました。
【甲英高等学院のHP】http://inagawa.kouei.ed.jp/